はる子の不妊治療日記

32歳1人目不妊。低AMH0.38。この治療記録が1人でも多くの方の役にたてばいいな。

8w3d 心拍確認後の心拍停止

3回の採卵を終え、ようやく今年3月31日にはじめて移植した私たちのたまごちゃん。その後無事に妊娠陽性となり、胎嚢や卵黄嚢も確認、そして心拍確認ができたのですが・・・その次の受診で赤ちゃんの心拍が止まってしまっていることがわかりました。

 

稽留流産」と診断されました。つわりが始まり、8週目に突入した頃の出来事でした。気持ちが少し落ち着いたので、ここに記録を記そうと思います。

 

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稽留流産とは

赤ちゃんが亡くなってしまったまま、胎嚢(赤ちゃんがはいっている袋)などとともに子宮の中にとどまっている状態をいうそうです。出血や腹痛などの自覚症状が少なく、医療機関で判明します。 

 

胎児(胎芽)が現れる時期(妊娠6〜7週)になっても、「胎児が確認できない」あるいは「胎児は確認できたが心拍が確認できない」もしくは「1度確認できた心拍がその後止まってしまった」などの兆候が認められます。

 

稽留流産が確定したら、子宮内の赤ちゃんや組織を取り除く手術(子宮内容物除去術)が必要になります。妊娠内容物は手術をしなくても、自然に体外に出ることもありますが感染や炎症のリスクを伴ったり、強い腹痛と大量の出血がある進行流産に移行し、危険な状態に陥る場合があります。(クリニックによっては、経過をみて自然に排出されるのを待つこともあるようです。)

https://kasaoka-clinic.jp/putie_seminar/過去一覧/lecture11/

https://www.matono-womens.com/ninp/ryuzan

 

稽留流産の診断についてはこちらに詳しくのっています

www.jaog.or.jp

 

f:id:iamharukosan:20210525155315p:plainhttps://aska-cl.com/miscarriage/




受精卵のグレード

わたしの友人は現在体外受精で妊娠してもう安定期に入っていますが、前回の妊娠は今回の受精卵よりもグレードは良いものでしたが流産してしまいました。今回わたしが移植した受精卵は4AAで、培養士の方に「サンプルに使いたいくらい完璧な見た目の受精卵です!」と褒めてもらったほどでした。笑 グレードはあくまでも妊娠率とは直結しないみたいですね。

 

私の行っているクリニックではCがついていなければ問題ないと言われました。とはいっても、CCで妊娠出産に至っている方もいるわけで、個人差、というかグレードよりも母体の年齢や子宮の状態など他のもののほうが影響が大きいのかもしれません。、もわたしはあると思います・・・

f:id:iamharukosan:20210525155357p:plainhttps://koume-umihara.com/archives/10982379.html




移植から流産がわかるまで

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3/31(BT0/2w5d)   胚盤胞移植
4/7  (BT7/3w5d)   着床確認(hcg71.1)
4/12(BT12/4w3d) 妊娠陽性(尿検査)
4/19(BT19/5w3d) 胎嚢確認(6.2ミリ)
4/23(BT23/6w0d) 生理2日目レベルの量の鮮血の出血
4/26(BT26/6w3d) 心拍確認
4/30(BT30/7w0d) 茶色黒いおりものあり、トイレでポタポタ3〜4滴
5/8  (BT38/8w1d) 心拍確認できず、稽留流産の疑い
5/10(BT40/8w3d) 稽留流産確定
5/13(BT43/8w6d) 流産手術

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4/23に生理2日目のような鮮血があったときは顔面蒼白・・・すぐクリニックへ連絡し、急遽みてもらいました。子宮内膜からによるものなのか、流産につながるものなのかは今の段階では判断できない、と言われました。子宮内膜を厚くしているので、出血はしやすい、と移植の段階で言われていました。胎嚢は8ミリで、確認できました。すでに飲んでいるルトラールが止血にもなるということで1日3錠→6錠に増量になりました。とりあえず安静にするよう言われました。

 

4/26にはエコーで「ここがチカチカしているのがわかりますか?これが心拍です」と言ってもらえ、すごく安心しました。胎嚢は11ミリ。週数に対して胎嚢が小さいし成長も遅いのではないか?と気になっていましたが、「胎嚢確認→卵黄嚢確認→心拍確認」この流れが順調なら問題ない、大きさはそんなに気にしなくていい、そんなにめちゃくちゃ小さいわけではないですから、と言われました。

 

5/8 先生が何度も何度もエコーで確認してくれたけど、心拍が確認できず。胎嚢も大きくなっていなくて、この大きさだと2〜3日前から成長は止まっていたのかもれない、と言われました。もう一度だけ、週明けにきて欲しい、それで心拍が確認できなければ手術になります、と言われました。つわりがあったので安心してたので、あっけない宣告に待合室でポロポロ泣けてきました。

 

5/10 胎嚢も胎芽も同じ大きさで成長していない、心拍も確認できないことから、稽留流産が確定しました。4/26(6w3d)で心拍確認できた時のエコーでみえる赤ちゃんは、小さな小さな点でそのときからまったく同じ姿のままでした。この日に手術日を決めました。

 

5/13 手術の日、朝診察室にて最終確認(心拍確認)の後、前処置として子宮口拡張(子宮の入り口を開くため、ラミナリアを挿入)し、昼に手術。静脈麻酔(全身麻酔)で手術時間は10〜20分。術後痛みは全くなし。




不妊治療と流産率

ちなみに流産率は年齢により変化するもので、自然妊娠と高度生殖医療による妊娠の流産率の違いは確認されていません

f:id:iamharukosan:20210525155420j:plainhttps://www.joclinic.jp/faq/knowledge/q_a_2.html



また流産手術についてはくわしく書きたいと思います。